2016年度第7回学生チャレンジ企画,大学の活性化、社会や地域貢献、国際交流、ボランティアなど、学生の取り組みを大学が応援し、サポートする制度です。

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繋がる4330kmカンボジア読み聞かせプロジェクト

鄭偉ゼミナール 代表:草野 勇太(政経学部 法律政治学科 4年)

目的

 私たちは、カンボジア教育への貢献をする国際交流、及び日本文化の海外発信を目的としてこのプロジェクトを企画しました。「日本を理解してもらう、現地学生との交流による相互理解」をキーワードに、日本に関すると図書を私たちで分かりやすく解説し、それを10分単位の映像をクメール語または英語の字幕付きで現地の大学生に紹介します。さらに、紹介した図書の寄付と共に、広く浅く日本のことを日本人大学生の視点から紹介し、ネットでの交流を通してさらに異文化理解を深めていくことを狙いとします。現在、4年ゼミ長の金田航弥が文部科学省のトビタテプロジェクトを利用して、今年の4月からカンボジアのメコン大学に在籍し、彼を窓口として我々はカンボジアに興味を持ち、現地の若者との交流を少しずつ持ち始めました。カンボジアはこれから発展する国としてまだ多くの支援が必要とされている国です。多くの子供が義務教育を受けられず、初等学校の最終学歴においては日本の7割にも達していません。そのため、カンボジアは、3月11日を国民読書の日に制定をしました。「読書は教育の鍵」とカンボジア教育省から始め教育向上に向けて動き出している最中です。その中、多くの日本人がカンボジアに図書の寄付など、知的支援を行っていますが、寄付をしている本の多くは日本語で書かれているため、クメール語を母語とするカンボジアの多くの人はこれらの本を読むことができません。
そこで私たちは、①映像中心という時代の流れに沿い、日本に関する本を自ら分りやすく要約をし、現地の日本語学科の学生と協力をし、クメール語の解説・字幕付きの動画を作成します。②興味を示してくれたら現地の学生と月1回のペースでネット交流会を行います。③担当者が最終的にその本に拓大生としてのメッセージを書きメコン大学へ寄付します。上記の活動を通して、①カンボジアとの文化交流、②日本文化を外部に発信する③カンボジアの教育への貢献を実現したいと考えています。

(1)計画の概要
カンボジア教育への貢献のために、自分たちで日本の文化、歴史の書いてある小説などを読み、誰が読んでも分かりやすく理解できるように要約をします。要約した文章はメコン大学の日本語ビジネス学科の学生の協力のもとクメール語に翻訳してもらいそれをもとに分りやすく要約されたクメール語または英語の本を作成します。
また日本語を学習している現地の方のことを考慮して本の概説は映像の方が分りやすいと考え、本の解説、本を読み読者が思ったことなどを動画で撮影し映像化します。また自分たちに親近感を持ってもらえるように自己紹介、本の概要だけではなく、日本の食文化、日本の遊びなども動画で伝えていきます。
日本語からクメール語への翻訳に関しては現地にいる鄭偉ゼミ4年の金田さんと現地の大学生とインターネット通信で交流を行います。

(2)手順と手法
4年生10人、3年生14人、一人一冊を担当し、その後、他ゼミの拓大生を巻き込み年間50冊の要約された本の作成を行います。
鄭偉ゼミでは、多くの方に興味を持ってもらうため小説、絵本、歴史、スポーツ、政治、昔話など幅広い本、小説を要約していきます。

タイトル ジャンル 担当者
100万回生きた猫 絵本 4年 上野
妖怪談義 哲学、思想 4年 黒羽
現代語訳 古事記 日本神話 4年 樋口
天地明瞭 現代小説 4年 伊藤
戦後日本経済史 近代史 4年 竹内
めくらやなぎの眠る女 フィクション 4年 草野
海賊と呼ばれた男 歴史経済小説 4年 中村
日本の曖昧力 文化史 4年 吉本
逝きし世の面影 日本史 4年 加藤
にほんとニッポン ヒストリー 4年 三井
ぼんくら 時代ミステリー 3年 浅野
女装と日本人 人文、思想 3年 大関
学問のすすめ 論文集 3年 伊藤
国家と犯罪 政治 3年 三吉
日本の昔話 昔話 3年 濱田
風が強く吹いている スポーツ 3年 渡辺
そうだったのか日本現代史 現代史 3年 岡田
五月女ケイ子 昔話 3年 神長
日本女歌伝 短歌 3年 飯岡
日本の踊り子 小説 3年 謝天
和の行事絵本 絵本 3年 間

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期待される成果

①メコン大学の学生に協力をしてもらい大学内に鄭ゼミの学生から始め、拓大生の作成した本のブースを設置してもらうことで多くの学生に日本への興味を持ってもらい、本を読んでもらうことで知識と視野の幅を広げる。
②メコン大学と拓殖大学の国際交流を行うことによるカンボジアにおける拓殖大学の地名度をアップさせる。
③拓大生の読書による学力の向上、自分たちの住んでいる日本文化への再発見、外部発信を行うことによる日本文化への発信力の向上が期待されます。

企画のポイント
文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」で留学中の本学学生との共同企画でより現地との繋がりを持ち、具体的な計画で実効性が高いところが特徴。

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実施期間

平成28年6月1日~平成29年1月31日


本の要約、動画撮影は一週間一本のペースで作成をしていきます。
動画作成担当 4年三井、3年浅野

7月18日 最初の撮影 草野、伊藤
7月25日 現地にいる金田との意見交換
7月30日から随時、動画の撮影

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企画経費

総経費 200,000円

(1)PC購入費 148,000円
(2)字幕用編集ソフト、翻訳サイト他 52,000円

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メンバー一覧

氏名 学部 学年
草野 勇太 政経学部 4年
金田 航弥 商学部 4年
上野 彩香 商学部 4年
伊藤 梢 商学部 4年
竹内 大稀 政経学部 4年
三井 亮太 商学部 3年
黒羽 良樹 政経学部 4年
中村 圭吾 政経学部 4年
加藤 弘隆 商学部 4年
樋口 大輝 商学部 4年
吉本 仁 商学部 4年
浅野 茉莉子 商学部 3年
三吉 沙羅 商学部 3年
氏名 学部 学年
濱田 佳奈穂 商学部 3年
大関 香菜 商学部 3年
竹治 明菜 商学部 3年
会田 貴渡 政経学部 3年
岡田 健太郎 商学部 3年
伊藤 滉佑 商学部 3年
小野 幸樹 商学部 3年
渡邉 恒星 商学部 3年
謝 天 商学部 3年
神長 優貴 政経学部 3年
飯岡 大輔 商学部 3年
間 美佐紀 商学部 3年

採用ポイント
日本の本や文化を、動画を通じて広めること。また、メコン大学で日本語を学ぶゼミ長の学生と共にカンボジアの子ども達に読み聞かせをする取り組みは、社会貢献・国際交流に繋がることが評価され採用。