近年イケメン落語家や落語が題材の漫画などが火付け役となり、落語女子と呼ばれる人たちが増加している。Web検索で落語女子と調べると、都内での落語会の開催や落語に関する記事が多数該当した。しかし、私達の周りでは漫才と落語の違いですら分からない人も多く、まだまだ若い世代の方には落語は認知度が低いというのが現状である。本校でも事前に落語に関しての認知度調査を実施したところ、知るきっかけが無い為、約47%の学生が落語に対して興味が無いと答えた(調査数540人)。しかし、こんなにも優れた伝統芸能が日本には存在しているのにも関わらず、知る機会や触れる機会がないということで興味を持たず衰退していってしまうのは、非常に残念である。また、落語だけでなく漫才なども日本の伝統芸能である為、良き文化を若い世代の方々に私達は継承していきたい。それと同時に、落語や漫才には重要なコミュニケーションスキルがたくさん含まれている。これらは若い世代の方の日常生活やこれからの社会人生活に大いに役に立つと考える。
そこでコミュニケーション学の研究をしている私達のゼミでは、社会人基礎力の一つであるコミュケーション力の向上を目的に置き、アクティブラーニング形式のワークショップを、本校学生、近隣に住んでいる外部の方々に向けて全4回開催する。そして、その様子を撮影し映像配信することで不特定多数の方々に向けても反転学習を行うことが出来、インターネット上でも当ワークショップ同様の学習効果を得ていただくことができる。
ワークショップの詳細に関しては、コミュニケーションの原点とも言える話術や身振り手振りなどの非言語コミュニケーションに焦点を定め、一話完結型アクティブラーニング形式のワークショップを毎回テーマを変え、計4回本校を拠点に開催し人を惹きつける話し方や自己表現の方法、物事を簡潔に伝える力などの向上を目的とし、社会人基礎力の向上をしていただく。そして、最終回当日(紅陵祭)では、総括として落語を実際に披露していただき、当ワークショップのまとめ、また伝統芸能(落語)の継承を図る。
ご協力をしていただく講師の方は、国立演芸場花形演芸会新人賞、国立演芸場花形演芸会銀賞を受賞なさった一般社団法人落語協会所属の真打落語家、古今亭志ん彌さん(本校OB)、某お笑い事務所所属の漫才師である美波知治さん(本校OB)に協力していただく。そしてプロジェクト成功、成果向上のための監査役兼アドバイザーとして本校落語研究会現OB会長、埼玉県三芳町元議員である細田家永さんに協力をしていただく。
ワークショップの広報・集客面では文京区役所、紅陵祭での落語実演の集客では学友会、小日向町内会の方々にもご協力をいただく。
●自分に対しての理解の向上 ●非言語コミュニケーション力の向上
●話の構成力の向上 ●伝統芸能(異文化)への理解、継承
●拓殖大学の知名度向上 ●本校OBと本校現学生が繋がることによって生まれる大学の活性
●外部と本学生のコミュニティ形成 ●近隣住民の拓殖大学への理解向上 ●ロジカルシンキング力の向上
平成29年5月11日~平成29年10月21日
7月3日 プロジェクトキックオフMTG
7月下旬 場所の確保、区役所等へのアポ、機材の確保
夏季休暇中毎週木曜 講師、監査役と授業設計等の打ち合わせ
9月25日 第1回ワークショップ開催 ~「自分のことを正しく伝えよう」~
10月2日 第2回ワークショップ開催 ~「言葉を使わないで伝えよう」~
10月9日 第3回ワークショップ開催 ~「話で相手を惹き付けよう」~
10月21日 紅陵祭2日目第4回ワークショップ開催~「実際に落語を見て話の落ちを学ぼう」~
漫才師×落語家のパネルディスカッション開催
総経費 212,504円 奨励金利用額 210,000円
(1)交通費 | 8,000円 |
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(2)消耗品費 | 11,504円 |
(3)宣伝費 | 120,000円 |
(4)備品費 | 3,000円 |
(5)備品費 | 40,000円 |
(6)謝礼代 | 30,000円 |
氏名 | 学部 学年 |
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辻 拓巳 | 商学部 3年 |
石川 璃々亜 | 商学部 3年 |
大槻 睦美 | 商学部 3年 |
川上 峻 | 商学部 3年 |
柴田 洸太郎 | 政経学部 3年 |
鈴木 夏帆 | 商学部 3年 |
氏名 | 学部 学年 |
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高橋 美玖 | 商学部 3年 |
永山 朱里 | 商学部 3年 |
野崎 新乃 | 商学部 3年 |
矢ノ下 萌佳 | 商学部 3年 |
吉田 龍平 | 商学部 3年 |
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