2012年度(第3回)学生チャレンジ企画 実施報告書

拓殖大学から広がる地域づくり~世界に飛び出す子供たち~

実施内容 成果 反省点・今後の展望 収支報告 ホームページ掲載

実施内容

実施スケジュール平成24年5月26日~平成25年1月24日

5月26日 八王子第五小学校に企画を提案
5月29日 校長先生との顔合わせ
7月27日 先生方との企画ミーティング
8月18日 ゼミ生ミーティング
9月27・28日 留学生、学生有志 説明会
10月8日 顔合わせ・ミーティング
10月10日 第一回 チャレンジ企画 第五小学校にて行う
10月23日 全体ミーティング
10月31日 第二回 チャレンジ企画 第五小学校にて行う
11月8日 ゼミ生ミーティング
11月15日 買い出し
11月26日 全体ミーティング
12月4日 最終確認
12月7日 第三回 チャレンジ企画 第五小学校にて行う
      ~ミニ海外旅行~
1月24日 第四回 チャレンジ企画 インタビュー
未定
第五回 子供たちの発表
   
 近年、グローバル化が叫ばれる日本で、内向的な若者が増えています。一方、近隣国の発展は著しく、続々と企業は海外参入をし、積極的かつ外向姿勢の人材が求められています。拓大には身近に多国籍の留学生が大勢おり、国際交流ができるにも関わらず、日本人学生と留学生の交流はまだまだ多くありません。

ミニ旅行の様子(マレーシアグループ)

民族衣装を着て!

 私たちは下條教授に「大学にはパワフルな留学生たちがいるが、日本人と交流する機会がなかなかない!」という相談を受けました。その話を聞き、留学生と交流し、なお且つ何か拓大でしかできないようなことはないかと話し合い、この企画を立ち上げました。初めは子供たちと一緒に遊ぼうというだけの小さな企画から様々なことが組み合わさり、留学生と一緒に小学校を訪問する内容が出来あがったのです。
実施内容は以下の通りです。

【第一回目】
参加留学生
(中国・フィリピン・マレーシア)
国当てクイズ(パネルディスカション)
グループ別(お金からわかる文化、歴史)

【第二回目】 
参加留学生
(韓国・ベトナム・台湾)
同様のこと

【第三回目】
参加留学生
6ヶ国(中国・フィリピン・マレーシア・韓国・ベトナム・台湾)
世界へミニ旅行
子供たちにパスポートを渡し好きな国へ旅行してもらう。各国ごとの唄や、踊り、言葉遊びをする。

休み時間にギターを弾いていると子供たちが集まり笛でディスカッションが始まる。

【第四回目】
子供たちが興味を持った国を調べその国の留学生にインタビューを行う。

 第一回目と第二回目で基礎的な国のことを知ってもらい、グループ別の発表では、少人数で行うことで質問もしやすい、身近な距離になれるよう心懸けました。
 第三回目は、自分の興味のある国に仮想旅行してもらい、国ごとに民族衣装を着たり音楽を流したりなど、雰囲気を体感してもらいました。ゲームや手遊び、実際に民族衣装を着たりと、子供たちと一緒になって楽しむことが出来ました。
 これまでの活動にあたり、本当にたくさんの方々に協力してもらいました。小学校の先生方や、ゼミの先輩、留学生のみなさん、日本人有志の学生、衣装の面ではアジア研究会・コリア研究会など多くの方々に支えてもらいました。ご協力くださった皆様本当にありがとうございました!!

国当てクイズ(パネルディスカッション)

集中して話を聞く子供たち(韓国)

集合写真!!

成果

 今回の企画は、まず募集ポスターを学校内に掲示するところから始めました。最初は夏休み中の実施予定でしたが小学校の都合や、留学生の人数が集まらず開催することはできませんでした。開催までにも様々な問題がありました。それは、参加してくれる留学生が集まらない、授業の内容が具体的に決まらない等です。企画を実行に移すことの難しさを痛感しました。
 しかし、一回目の実施から二回目、三回目とやっていくうちに留学生同士の会話、ネットやポスターの告知で活動を知った、他学部の留学生や他学部の学生がたくさん集まってくれました。
 授業も一回目より二回目、三回目と国ごとに留学生と日本人スタッフが話し合い内容を決めていく形をとり、仕事もみんなでうまく分担できるようになり、効率の良い組織ができました。また、グループごとに話し合うことで、私たち自身で異文化交流が出来、外国を知る良い勉強にもなりました。
 また授業では、子供たちがそれぞれの国にとても興味を持ってくれました。授業中にたくさんの質問が出ましたし、家族、先生へのアンケートで、子供たちから私たちの活動の話をよく聞くという回答が多かったと聞きました。また、学校新聞や地域の回覧板でも私たちの活動が紹介されたり実施日が載っていたりと、地域の方にも外国への関心、拓大への関心が深まったようです。
 この企画では、小学生や留学生、日本人スタッフ、皆が多くの笑顔に包まれていた。その姿はまさに私たちの理想であったと思います。

反省点・今後の展望

 まず、一つ目の反省点として挙げられるのは、当初予定されていたはずの紅陵祭での活動ができなかったことです。紅陵祭では八王子キャンパス内にあるログハウスにて、高尾山学園や八王子市第五小学校の生徒たちと我が校の留学生を招き、様々な国のお茶やお菓子、外国の唄や楽器を演奏するなど海外カフェを開き、交流と国際理解を深める予定でした。これは、当初私たちの企画のビックイベントだったため実行できなかったことが悔やまれます。実行に移せなかったのは、ログハウスの施設の貸し出し条件の認識不足や、今年からログハウスでの飲食が禁止になっていたことなど、下調べが足りなかったことが挙げられます。しかし、この企画は必ず次の紅陵祭で実行したいと考えています。
 二つ目は、子供たちに文化を伝えるには、時間が足りなかったことです。小学校の授業時間は"短い+日数"も少ない。短い時間で子供たちにわかりやすい言葉で、飽きないように授業内容を考えることは今回私たちの一番悩んだ課題です。その時々で最善を尽くしましたが、もっとやれることはあったと反省しています。特に、担任の先生ともっと密接に連携を取るなど工夫出来る点はたくさんあったと思います。
 以上の反省を踏まえ、今後私たちはこの企画で出会った縁を大切にもっと国際交流・理解が深まるような企画を考えます。そして、留学生と日本人学生の壁のない、地域と大学の連携、拓殖大学から広がる地域づくりの形を作っていきたいと思います。

収支報告

支出総額 100,040円 奨励金 100,000円

内訳

項目 個数 小計
<交通費>    
10月10日 高尾駅~西八王子駅 往復 14名 4,200円
10月31日 高尾駅~西八王子駅 往復 16名 4,800円
12月 7日  高尾駅~西八王子駅 往復 20名 6,000円
駐車場代   800円
1 月24日  高尾駅~西八王子駅 往復 15名 4,500円
駐車場代   800円
<購入費>      
インク(プリンター用) 2 11,960円
印画紙 (A4写真用) 2 2,760円
項目 個数 小計
文具(折り紙、型紙、色紙、ペン、ヒモ、布)   2,799円
CD/オーディオ   6,890円
<クリーニング代>    
民族衣装 5着 5,250円
<会食費>    
10月10日 反省会   13,072円
10月23日 ミーティング   1,637円
10月31日    反省会   9,500円
12月7日      反省会   13,072円
1月24日      お弁当 15人 12,000円

合計 100,040円

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