不登校の子どものための「八王子市立高尾山学園」を支援するデザイン提案で活動を続けてきたCDSの
メンバーが、提案先である高尾山学園の先生方を八王子キャンパスに招き、プレゼンテーションによる
中間発表会を実施しました。
5月よりメンバーの内5名が高尾山学園の「学校サポーター」として協力。
学園に入園する前の体験教室である適応指導教室やプレイルームでスタッフとして生徒と接しながら、
子どもたちの特徴やニーズのリサーチや実態調査を続けてきました。
得られた情報をメンバー全員で共有し、議論を重ねて8つのデザイン案を作成しました。
メンバーの8名はそれぞれ、企画の目的や概要、子どもたちへの想いを熱く説明しました。
プレゼンテーションの後は、高尾山学園の方々から感想や意見をいただきました。
◎素晴らしい発想をありがとうございました。
入学後、難しい最初の友達づくりを乗り越えていけそうなアイディアがたくさんありました。
ぜひ実現できるように努力していただきたいです。
◎教員の立場ではなく、デザイナー立場からいろいろ考えていただき、
違う視点でフレッシュなアイディアでした。
◎やってみたいことばかりだったので、どんどん実践していければと思います。
◎子どもたちのことを考えて作ってくださった想いが伝わってきて、うれしくなりました。
◎ゲームを通じて、お互いの関係性を作れそうな案が多かったです。
◎子どもたちを一歩前に進めてあげるいい提案。今はいい方向だけを考えているので、
一度リスクの部分を徹底的に考えると、最終形は非常によいものになるのでは。
◎実際に子どもと接して感じたものを表現してくれました。
発表会の最後は、高尾山学園 黒沢正明校長が講評。「本日はありがとうございました。皆さんの真剣さがひたひたと伝わってきました」「これからも悩んだら我々にいろいろと聞いていただきたいと思います」。と述べました。
今後は、学園に訪れ実際の検証を行いながら、12月までに報告書にまとめて八王子市内の教育機関に配布予定。
子どもたちのために、デザインの力を信じて、CDSの取り組みは続きます。
学校サポーターとして子どもたちのサポートを一生懸命やって
いただいています。同時にチャレンジ企画の調査も両立していて、しっかりした
学生さんの印象です。みんなまじめですね。
学生さんが来てくれるようになってから、子どもたちがいろいろな大人と接する
機会が増えました。子どもたちもだんだん慣れてきて、変化に対応しながら成長
してます。
また、教員ではなくデザイナーのアイディアを持ち込んでくれたので、とても
新鮮でした。新しい風が吹いた感じです。
プレゼン8件すべて採用したいなと思っていますが、今日がスタートラインだとも思っています。大きく分けるとゲーム系、ツール系、イベント系と3つのカテゴリーがありましたが、ここで立ち止まらずどんどん進化させて時期や時代にあった
ものを創っていってほしいなと思っています。
学校サポーターとして学園へおじゃましていますが、最初はなかなか慣れず、
子どもたちとも打ち解けるのに時間がかかりました。だんだん回を重ねるごとに
コミュニケーションがスムーズになり、子どもたちの考えていることを少しずつ感じることができました。
感じたことを他のメンバーに伝え、提案に向けて共有していく点が難しかったです。
個々に考えながら週1回全員ミーティングで発表をして、メンバーの意見や反応を聞きながら制作をしてきました。ぞれぞれの想いをデザイン案にのせて
表現できたと思います。
学園のみなさんから貴重なアドバイスをたくさんいただいたので、参考にしながら検証と改善を重ね制作を続けていきます。
早く学園の子どもたちにも使ってもらいたいです。
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