子どもたちとクリスマスを祝う

「政経学部10組」は2014年5月~12月までの間、エス・オー・エスこどもの村を訪れ、子どもたちとの交流の中から養護施設に通う子どもたちのために自分たちが出来ること、そして子どもたちの現状や問題を知ることを目的に活動を行ってきました。
夏以降に予定しているイベント企画・施設訪問の前には、子どもたちと適切に関わることができるようになるために、大学とエス・オー・エスこどもの村の職員の方から2度の研修を受けました。


◎事前研修1
7月29日
活動開始前、大学内で事前研修を実施。
就職課 荒井氏の指導のもと、コミュニケーションについて
体験学習を行いました。


◎事前研修2
7月29日
エス・オー・エスこどもの村のみなさんのご協力の下、
子どもたちとの活動前に、施設内での事前研修を受けました。
この日は、私たちの企画について施設職員の方々に理解して
いただくためプレゼン。その後、職員の方から、子どもたちと

接する際の注意事項、心がけなどについてご指導していただき
ました。


事前研修後は、施設の方と相談の上、少しずつ子どもたちと
触れ合う機会を作っていきました。
夏休みから小学生や中学生を対象に学習支援を実施。
自習室を利用して、学生が子どもたち宿題のフォローを
したり、施設の外で水遊びなどを通じてコミュニケーションを
深めていきました。
夏以降は、学習支援を継続しながら、8月は夏祭り、9月は
球技大会、10月はハロウィン、11月はいちょう祭り、12月は
クリスマスパーティーの各イベントを行い、子どもたちと交流を
深めました。

クリスマスパーティーでは、チキンやケーキを用意し、サンタの衣装で一緒にゲームをしたり、会話を
しながら一人ずつにプレゼントを渡しました。
約半年間、子どもたちにたくさんの元気や勇気をもらいました。
今後は、活動で学んだことを生かしてボランティア活動への取り組みを増やし、子どもたちと一緒に
将来について考えていく予定です。

・拓殖大学とのきっかけ

きっかけは学生さんからの電話での提案でした。
養護施設の子どもたちと地域支援活動として交流、ボランティア協力したいという申し出でした。当初はこちらのイメージと学生さんのもつイメージにギャップがありましたが、我々のノウハウを提供しつつ事前研修や学習支援を通じて擦り合わせを行い、ここまで進めてきました。

・学生の印象

最初はやはり子どもたちとの距離感に戸惑いがあったと思います。
時間の経過とともに、子供たちが遊びを通して、年齢の近いお兄さんと
お姉さんと接して打ち解けられた部分が非常に大きかったと思います。
お互い名前を覚えたりとかそういった中で、学生さんたちも子どもたちに
対して積極的な部分が徐々に出てきたのかなと感じています。

・子どもたちの変化

今まではイベント等も単発での支援、ボランティアが多かったのですが、
今回、学生さんが半期に渡って継続的に通い、交流してもらえたので、子どもたちと学生さんに一体感が出てきました。

・今後の学生への期待

企画をプレゼンする時など自分たちの考えをしっかりと整理して人前で表現すること、一方で子どもたちと
かかわるときは子どもたちの目線に合わせて楽しむこと、この2点を両立して成し遂げられれば卒業したときに
大きな自信になるのかなと思っています。スケジュール管理のことなど厳しくさせていただいた部分も
多かったのですが、めげずに頑張ってくれました。

・今までの活動の成果

子どもたちが生き生きとしていてうれしかったです。私たちが小さい時
よりも考え方もしっかりしていると感じました。活動前半にくらべて
後半は役割分担も上手くいき、それぞれ責任感をもって取り組む
姿勢が出てきました。最初のころよりは成長できたのかなと思います。

・今後の抱負

政経学部10組での活動はひとまず今年で終わりになりますが、活動を通して
団結力も出てきましたので、このメンバーでまた集まり、子供たちの
元気な姿、成長している姿を見たいです。

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