2017年度第8回学生チャレンジ企画 実施報告書

ミュージックビデオで伝えるアフリカ
~アフリカの子供たちから拓大生と日本人が学ぶこと~

団体名 拓殖大学アフリカ研究愛好会
代表者 国際学部 国際学科 2年 榎本 悠人
参加メンバー人数 10名

実施スケジュール

2017年6月~2018年1月13日

6月、7月 ウガンダ、日本での活動内容打ち合わせ
7月16日 映像作成、音楽について打ち合わせ
8月1〜7日 ウガンダで映像、音楽の撮影
9月8日 映像作成について打ち合わせ 6名
10月14日 小学校訪問
ウガンダでの活動報告 5名
11月15日 小学校訪問②
ミュージックビデオ撮影 2名
12月20日 仕上げた仮バージョンをウガンダにオンラインクラウドで送信
1月13日 豊玉南小学校で、仮バージョンを放映

実施内容・成果

 日本とウガンダの子どもたちの共同での映像作品制作を通して、国際交流の場を創出するとともに、今後さらなる発展が期待されるアフリカについて、拓大生をはじめとする多くの日本人にポジティブなイメージを伝えることを目標とし、この企画を考えました。
 今回実際にアフリカのウガンダへ行き自分たちの目で子どもたちの笑顔や現地の生活、ウガンダの素晴らしい景色を見てくることで、日本にいては感じられないウガンダの素敵な部分をたくさん感じることができました。私たちが訪れた2つの小学校(Gulu town elementary school , St Maurirz elementary school)では、地域に伝わる伝統のダンスや楽器の演奏を見聴きしたり、音楽に合わせて歌っている姿を映像に収めたりすることもできました。子どもたちと一緒に遊び、同じ時間を過ごすことで、テレビや写真からだけでは感じることのできない等身大の彼らの姿を見ることができたと思います。
 また、日本の小学生たちと意見交換や情報交換をすることで、小学生ならではのアイデアを得ることができ、私たちも驚くことや学ぶこと、気づかされることが多くありました。例えば動画のアイデアとして組体操のウェーブが出たので採用しました。さらに、小学校の先生方からもお茶碗を楽器として使用したらどうかという意見をいただきました。校長先生も自ら出演していただけました。保護者の方からも、『このような企画に子どもが参加できてうれしい』という声がありました。

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    ビクトリア湖 湖畔にて

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    グルで出会った子どもたち

 日本の小学生たちと先生方が「ウガンダの子どもたちへ」と作成してくれたムービーをウガンダで流すことができました。これも私たちが望んでいた“子どもたちの視野を広げる経験”の1つになったと感じています。英語を話してみる、自分が被写体になってみる、などの小さな経験の一つ一つが子どもたちの将来に何かしら影響を与えてくれたらうれしいです。
 実際に両国の子どもたちが会うことは難しいですが、私たちがその架け橋になることができたのではないかと思います。日本の小学生たちにウガンダで撮影してきた映像や音楽を聴いてもらった際も、子どもたちの明るい笑顔や楽しそうなダンスを見ることができました。
 ミュージックビデオに関しては、ウガンダの素敵な景色や、両国の子どもたちの笑顔が詰まったものが完成しました。ウガンダからは、一部の生徒が見たという報告があり、豊玉南小学校では、参加してくれた六年生全員から「見ました!練習した成果があってよかった。」と言う意見もありました。豊玉南小学校校長先生からも「来年も何かやりたい」という言葉を貰い、次に繋がっていきそうです。ミュージックビデオ作成の際、スタジオでの音取りや映像撮影の様子など普段の生活では私たちもなかなか体験することができない体験を多くすることができ、映像制作の難しさを学ぶことができました。

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    グルの街並み

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    ウガンダ グルにて 歓迎のダンス

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    練馬区立豊玉南小学校にて

反省点など

 日本のように何でも整っている場所と違い、アフリカという場所での活動はとても苦労しました。電気が無かったり、言葉が通じなかったり1つのシーンを撮影するにしても上手くいくことの方が少なく、チャレンジの連続でした。ウガンダの子どもたちが歌っているシーンを撮影するにしても、ウガンダの子どもたちはカメラを見るのも初めてです。その上、小学校での撮影であった為、周りには何百人という他の小学生がいます。そんな中で、緊張する子どもたちの笑顔を撮影することに苦労しました。また、ウガンダはアフリカタイムで物事が進みます。なかなか時間通りに物事が進まないのは当たり前で、限られたスケジュールの中で撮影することはとても大変でした。撮影期間を通して手伝ってくれた現地スタッフのガブリエルさんが、電話をしながらいろいろな調整をしてくれました。
 反省点は2点あります。まずミュージックビデオに拓大生を出演させられなかったことです。このミュージックビデオ作成に当たり携わってくださったたくさんの方々や、私たち自身の思いをもう一度考え直し、現地の方や子どもたちの出演のみで作成することにしました。
 もう1点は、参加したメンバー全員が満足にこの活動に携われなかったことです。団体で活動する上で全員が参加意識を持つということはとても大変なことですが、とても大切なことでもあると思います。メンバーの中で上手く情報共有ができなかったこと、参加意欲を持ち続けられなかったことは反省点であり、今後の課題です。

収支報告

収支報告

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